【横浜山手探検隊・18】三渓園・蛍の夕べ
横浜の本牧にある「三渓園」
原三渓氏(1868-1939)は実業家であり
この三渓園をつくるにあたり
芸術家の支援・育成もされていたとのこと。
春の桜、秋の紅葉
観月の夕べではお琴の音色もオススメ。
この時期といえば「蛍」
姪のみーちゃん(9歳)と一緒に
蛍をみに三渓園へ
ふと、みーちゃんがこう言った。
み:「ねぇねぇ私が二十歳になるとき、
まだカホちゃんは生きていると思うよ」
私:「んん?」
み:「50歳くらいでしょ?
きっとまだ生きてるから
みーちゃんが結婚して子供ができたら
みーちゃんの子供が見れるね」
私:(急に何のスイッチが入ったんか?)
「そうだね、きっと会えるね。
でも、もしみーちゃんが大学に行ってたら20歳はまだ学生だよ」
み:「その時、大学に行きたいと思ったら、大学に行ってもいいよ」
私:「行ってもいいよって、中学校まではそのまま進めるけど、
高校や大学は勉強しないと入れないんだよ。
入るのは頑張らなくちゃいけないけど、大学は楽しいよ。
勉強もするけど、アルバイトとかで働くこともできるし。
私は働いて貯めたお金で、ハワイ、フランス、イギリス、イタリアに行ったよ〜」
み:「あ、そっか、カホちゃんが色んなところに
一人で旅するのにみんなが心配しない理由がわかった。
だって、カホちゃんには子供がいないから、
子供どうしようって心配しなくてイイじゃん。
子供いる人はさ、まずそれが心配でしょ?」
私:「そーだね(そこかい!!)」
みーちゃん(姪)は、
幼稚園生にしてOLのランチ会話のような
話しっぷりでしたが、
小学生になって更に進化し続けてます。
ある意味
「育児中のママ目線」的なツッコミ。
そして、否定できない私の現実。
と、話している間に到着☆
み:「蓮の池がステキだね〜。ここ好き〜」
意識は次へ 目の前にある現実に。
三渓園入り口で受け取った
「蛍について」というビラ。
※蛍の写真撮影は携帯電話の使用を含めてNGです。
※蛍を捕まえてはいけません。
に続き、
●成虫した蛍の命は一週間。
●雄、雌 両方光りますが、
雌は葉にとまり、雄が飛び回って恋人を探します。
ふむふむ。
さりげなく話してきた会話が
蛍の限られた命の時間にリンクする。
蛍は「一週間」しか時間がないことを
知っているのだろうか??
たとえ 蛍が知らなかったとしても
人は 人生には時間の限りがあること
それを知っている。
「時間」を意識するということは
エネルギーを「集中」させることで
到達するためのパワーが
自分で想定した限界以上に出てくるものだ。
人生で成し遂げたいことは何か?
暗闇の中で 止まっていても飛んでいても
光を放ち「ここにいるよ」と発信している
ホタルは そう教えてくれている。
六月の雨上がり
暗闇を彩るホタルのほのかな光に魅せられて。
Tarot Therapist 南咲佳歩☆
<PHOTO>
三渓園 /横浜
Sankei-Garden / YOKOHAMA
三渓園のホームページ→CLICK HERE
8 /Jun /2014