【横浜山手探検隊・1】桜と猫
春休み中のみーちゃん(姪)が
ドリルを持ってやってきた。
春休みは宿題がないらしい。
あくまでも自主勉強で
私が仕事をしている時は
黙って隣で勉強する。
彼女は7歳。
ところが彼女にとって私は
同じ仲間らしく同等に話す。
「OLかい!」っと
ツッコミしたくなる発言が
多々あることに加速中。
~部屋に流れた音楽
福山雅治さんの
「生きてる生きてく」
それを聴いて急に
みー:「福山さんも
失敗したりしながら
大人になったんだね」
と、つぶやく。
私:(ぬぬぬ!!)
たしかに歌詞に
「失敗とか後悔から
覚悟することを学んだ」
と、あるのだが
漢字ドリルしながら
ヒアリング
洋楽が流れると
むちゃくちゃだけど
妙に発音がいい鼻歌。
み:「マダナ!」
私:(あ、MADONNAね)
あー スッカリ
仕事の集中力が切れた。
しかし!!
人のせいにしてはならぬ
ここは一旦気分切り替え
「サクラを探しに行こう!」
私がそういうと
「ネコとキレイなお花の
写真を撮りに行こう!」
笑顔で具体的なテーマが返ってきた。
一眼レフを片手に出発!
早速裏道にひなたぼっこネコ発見。
<やむなく立ち去る猫/みーちゃん作>
そして探検コースはごく近所だが
みーちゃんにとって初めて通る道。
「いいものがある」と、
鞄からでてきたもの
”望遠鏡”
バードウォッチングかい!!と
言わんばかりの超ズーム機能付
み:
「これでどこに桜が咲いてるかわかるでしょ♪」
道が分かれると覗き込んで
「うん。こっちだ!」
そうやって辿り着いた場所
「山手公園」
とても桜のキレイな場所。
お花見オススメですよ。
私の住んでいる横浜は1859年に開港されて
特に山手地区は外国人によって
たくさんの文化が入ってきたので
色んな「発祥の地」が点在する。
この「山手公園」は
1870年(明治3年)にでき
「テニス発祥の地」として
テニス愛好家にも親しまれている。
テクテク山手地区を散策
桜はまだ つぼみのまま
エリスマン邸を通り
「元町公園もまだ咲いてないねぇ」
坂を下って行くと…
「あ。サクラだ!」
咲いてましたサクラ
みー:「サクラ探検隊の咲いてるサクラ
発見場所が、なんと小学校とは!!」
桜が一本だけ咲いていた
唯一の場所は、
みーちゃんの通う小学校
(キリンビール工場跡地・ビール発祥の地)
だったのでした。
幸せは近くにあるものですね。
嵐の吹く前日の話。
桜はまだ
咲いてはいけないことを
知っていたのかもしれない。
ほんわかなピンク色で
やさしさに包まれますように。
【カホコトバ】
好奇心は結果を恐れない
そして
トキメキは勇気をくれる