猫に学ぶ -3時限目-

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一命を遂げた こねこちゃん。

とはいえ、通常

生後2日目位の子猫は

ガッチリお母さん猫が目を光らせ

決して人間が触れる状況にないもの

目も開いてなくて ミルクも必要。

 

先生は続けて

「自分の家の猫の子供でないのに

保護してくれたのでできる限りの協力は

しますが、夜中は預かれないので最初は

一時間毎、2時間毎に授乳が必要です」

 

ダメモトで私は先生にきいてみた。

「ウチには

子育て経験のある猫がいるんですけど

みてくれたりはしませんかね?」

 

数人の先生が揃って言う。

「それはムリですね」

「自分の子供でないと匂いを嗅いで

そっぽ向いて何にもしないですよ」

「ごくごく稀に子育てしたことがある猫が

みることもあるときいたことはありますが

ナイに等しいです。」

人間の赤ちゃん出産級の寝不足覚悟。

妹と協力しながら開始です。

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こねこちゃんの名前はみーちゃん(姪)が

悩みに悩んで 命名「ハルくん(♂)」

ハルくんは一命は遂げたものの

手足しっぽの末端が冷えきっていたため 

細胞が壊死してしまっており

その部分は成長しないかも。と、

先生から厳しい判断が告げられました。

そして、この状態にいち早く気付いたのが

お母さんネコなのでしょう。

もしかして本能でわかったから ハルくんだけ

ミルクを与えなかったのかもしれません。

 

人間はそうはいきませんが、ただいえることは

「自分の許容範囲を知ることの大切さ」を

お母さんネコは教えてくれます。

 

まだできる まだ大丈夫 まだ我慢できるはず

そうやって過信して 詰め込み過ぎて 結果

イライラ状態やバーンアウトに ということも。

特に集中的な時間の制限があるものは

自分の力量を過信せずに  

早めに協力依頼をすること。

集団の良さ、社会の良さは、そこにあるのでは?

 

仕事も 子育ても 震災復興も 自然保護も

独りでするには 限界があります。 

個人のチャレンジと適切な協力依頼の判断

まずは自分の「範囲」を自身が把握すること。

 

お母さん猫は自然界の厳しい判断を下しました

これも運命。

ハルくんは 人間の協力が必要で

また同時に 

ハルくんは 私達に何らかのメッセージを伝える

ために生まれてきてくれたのかもしれません。

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この小さな左手の掌がなくなってしまうかも。。

がんばれハルくん!

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<PHOTO>

 2013.4

HARU-KUN

 

ーつづくー(クリックで4時限目にジャンプ)

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