猫に学ぶ -4時限目-

子猫のハルくんが 我が家に来た日

2匹の先住ネコさんは

1匹はいじけて押し入れにもぐり

1匹は出窓でたそがれてました

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獣医師さんからの話だと

ネコは自分の子じゃないと

匂いを嗅いでプイッと

お世話どころか見向きもしないと。

 

たしかに飼っている2匹の猫は

血縁関係がないと全くもって

たとえどんなに寒い冬の日も

寄り添うことはないのです。

 

以前、猫が出産をした時のこと

子供ネコちゃんは

お母さん猫より大きくなっても

寄り添って寝ていました。

 

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

 

近頃 都会で増えつつある

《シェアハウス》

入居する動機は様々だと思いますが

かれこれ今から15年程前

外国人の友達からこう聞かれました。

 

「なぜ日本人の若い人は

《一人暮らし》をするのですか?」

 

続けて

「世界中色んな国を知ってますが

みんな《シェアハウス》をしてます。

一人で狭い空間に高いお金をだして

住んでいる国は日本がダントツですよ」

 

当時の私は こう答えました。

「日本人は 人との関係性において

言葉にない場の雰囲気(空間)から

感じ取ることが多い文化なので

一人だけの空間があってこそ落ち着く

そういったプライベート空間が大切な人も

理由の一つじゃないかな?

それに そもそも 今の日本では

《シェアハウス》という感覚や

場所自体が全体的に少ないかも。」

と。

 

当時1990年代の世の中には

「寮」や「住宅補助手当」が支給される

会社が多かったのは事実。

それから時代とともに各会社で

経費削減・制度改正など進んでいくにつれ

《一人暮らし》を都会でするには

厳しい環境になっていったことも

シェアハウスの増加の要因になったのでは?

 

また、条件と共に世代感の変化も起き

「空間」を共有することと

「他人との関係性」の距離 にも

新しい時代のあり方を感じます。 

 

関係性とテリトリー(空間の範囲)

 

ネコちゃんは壁で仕切られてる空間以前に

いわゆる縄張りと関係性がハッキリしている

 

では 人の場合はどうでしょう?

ときどき「血縁」という近い関係性程

愛情とはウラハラに身近な人からの

デリカシーのない発言から

悩んだり傷ついたりしている人も

少なくはありません。

 

友達や会社の人間関係も同様に

関係性だけでなく

実際には、近くに座ったり

会話をする時の存在(体)の距離も

近くなるにつれ

より親しくなるからこそ

見失っていることはないでしょうか?

 

「相手を尊重する」

 

相手の良いところを

一日一つみつけて言葉にして

伝えるのはどうでしょうか?

 

良いところがみつけられなくても

「ありがとう」と伝えてみては?

 

ちょっとしたこと 例えば…

物をとってくれた時に

ありがとう。

お願いしたデータを受け取った時に

ありがとう。

お風呂を沸かしてくれた時に

ありがとう。

ただ無事に一日暮らせたこと自体に

ありがとう。

 

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

あるとき 私は用事があって

ちょっとだけ子猫のハルくんを

先住ネコのエリさんに

「ちょっとだけみていてくれる?」

と お願いして エリさんの横に

ハルくんを置いてその場を離れました。

すると…

 

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なんと!

寄りそってくれていたのです

エリさんは10年以上暮らしている

ヒーラーネコさん。

 

家族の枠を超えて 

そっと見守ってくれる存在は

あるものですね。

 

あなたのことも そっと 

たとえ遠くにいて逢えなくても。

 

 

 

 

【カホコトバ】

たとえ誰かが近くにいなくても

あなたは決して 一人じゃない

 

 

Tarot Therapist 南咲佳歩

 

追伸:

時に身近な人にこそ言えない話が

ある時もあるでしょう。

そんなときタロットを通じて

会話をすることで

何かが見えてくることもあるでしょう。

ぜひお気軽にお声かけ下さい。

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<PHOTO> 

ハルくんとエリさん

模様が一緒だけど親子じゃないよ

2013 

 

ーつづくー(クリックで猫に学ぶ-休み時間-にジャンプ)

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