夜空の涙

SANYO DIGITAL CAMERA

真夜中の2:29

外の雨は音をたて

クレッシェンド

デクレッシェンドを繰り返し

空から降る雨の雫は

涙のように地球を洗い流す

 

久しぶりに声を殺して涙を流した

真夜中にヘッドホンから流れる歌声

 

…今夜のお別れに最後の二人の歌は

夏の夜を飾るハーモニー…

…いつまでもずっと想い出に…♪

(夏の終わりのハーモニー/井上陽水・安全地帯-1986-

 YOU TUBE ←クリッくすると音楽が流れるので注意)

 

 

ある夏の日の夜

私は彼女の家に初めて行き

窓から見える東京の夜景を見ながら

彼女は言った。

「ここで好きな人と花火を一緒に見れたらいいな」

彼女には好きな人がいて

「その人と話せるだけでもドキドキ緊張する」

そういって誰にも見せない純粋な思いを

私に語ってくれた彼女の笑顔を

今も鮮明に思い出す。

 

それから彼女は私に会う度にこう言ってくれた。

「カホさん、私、カホさんのお弟子さんになりたい」

「カホさん、タロットいつから教えてくれますか?」

「カホさん、カホさんのタロットを通じて生きる希望がもてたんです。

大袈裟な話じゃなくて。だから、私にもタロットを教えてください」

そういい続けてくれました。

彼女のその言葉が私の背中を押してくれ

私はすぐさま取りかかり

タロット教室を始めたのです。

 

その繰り返す言葉が数年前の声が

急に聴こえてきた金曜の夕方

彼女の姿が見えました。

 

私は彼女のおかげでタロットを通じ

人生の教えを伝えていくことの

大切さを思い出し、すぐに彼女に連絡をと

思ったけれど、出かけ間際の私は余裕がなく

週明けに「彼女に電話しよう。」

そうして迎えた週末。

 

彼女は今朝、天国へ旅立ちました。

 

土曜の夜、連絡が入りました。

聞いたときはショックのあまり感情が停止し

雨脚が強まると共に様々なメッセージが

降りてきて今も涙がとまりません。

今日は本当の意味で私の日記です。

 

「生きることが苦しい」

 

私はそう思って苦しんでいた人生の時期がありました。

家族や友達がいても自分にしか乗り越えられない孤独。

病気との戦い、治したくても治せない。

苦しくても自分をコントロールできない。

そんなとき 心から

「生きることが苦しい」

そう一人 ぽつりとつぶやいたことがあります。

 

彼女は原因不明の病と戦っていた。

きっと治療の副作用もあって

体も辛かったのかもしれない ね

 

私は日々様々な方の人生の話をお伺いしてます。

恋愛やビジネス以外にも

パニック症候群で電車に乗れないでいる人

パートナーから暴力を受けて苦しんでいる人

家から出られないで悩んでいる人

愛する人を失った人

人生のパートナーを探している人

人それぞれ人生のストーリーがあり

その苦しみから解き放たれた瞬間

私も自分のことのように安心を感じます。

 

これからもタロットさんと共に

その方の眠っている潜在能力を引き出しながら

人生をよりイキイキと過ごせる

’きっかけ’になれるよう精進していきたい

 

でも、今夜だけは

彼女=サナエさんとの思い出とともに

ご冥福を祈って涙を流してもいいよね。

 

サナエさんが残してくれたブログの中に

何度か私のことも書いていてくれていて

私の消えてしまった昔のブログの抜粋が

ありました。

元は自分のブログになりますが

以下転載させていただきます。

 

サナエさんがいってくれた言葉

「カホさんが将来有名人になった時には

今でも一番のお弟子さんはサナエですって言ってね」

その言葉を胸に そう言える未来に向かって

 

大好きなサナエさんに敬意と感謝の気持ちをこめて

「ありがとう」を心から。

 

↓サナエさんのブログより↓

☆★☆★☆☆★☆★☆☆★☆★☆☆★☆

南咲佳歩 さんのブログ パート2

2009年08月10日

テーマ:日常

佳歩さんからタロットを習っていたお話は

ここでも何度か記事に書きました

 

卒業して何ヶ月たったでしょうか・・・

遠い昔のようにも思えるし ついこの間の様にも

思えます まだほんの数ヶ月前なのに・・

ふと佳歩さんのブログに立ち寄ってタイトルを

見ると タロット教室の事が書いてありました

何だか心が温かく 幸せな気分になりました

・・・ので、ここにご紹介させて頂きますね (b^-゜)

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

タロット教室。

かれこれ半年に渡り、私が初めてタロット教室を

始めた生徒さん達が先日無事終了して旅立ちました

そして生徒さんのうち、お一人は日本を今日旅立ちます

ニューヨークで就職が決まり まさに旅立ちの時

彼女:みおちゃんが初めて私のタロットに訪れたのは

2007年の夏のおわり。

そこから何度もくじけそうになるときもありましたが

彼女には心の中に常に情熱があったので私は

どんなに状況が悪いように感じていても、

必ずや幸せの方向に向かってると確信して

応援し続けてきました

 

もちろんあらゆる変化がありました

きっと私たちがタロットを通じて出逢ったあの日には

想像以上の今日があったと思います

 

…みおちゃんの幸せ離れても見守ってるよ…

 

※みおちゃんは今 アメリカのある空港でひとり

頑張って働いています

 

私はタロットを通じて

人生のある地点のをサポートする事はできますが

人生を変える事はできません。

人生をかえるのは、生きている自分次第なのです。

人生の中でうまくいかない時、苦しいとき、

真正面から突き進むだけでなくちょっと見方を

変えることで変わります。

エゴから離れるのは困難なことでもありますが、

困難な時ほど、少し客観的になることも大切

私は自分の思わぬ展開になった時心につぶやきます。

『このまま突き進むのは危険だよ』って。

そう。

この一見アンハッピーに感じる出来事・

人生そのものが教えてくれてるのだと。

出来事からのメッセージを『嫌なこと』

『望んでないこと』ととらえずに受けとめます。

 

タロット教室は、さなえ姐さんという

10年以上のお付き合いあるかたの一言

 

『佳歩さんがタロット教える時は

私を一番目の弟子にしてね』

 

その言葉がタロットを伝えていきたかった私は

とっても嬉しくて  心がおどり

情熱がかりたてられ  そしてはじまった

みんなでとっても楽しい時間をすごせました

 

さなえ姐さんの夢も私の夢も

習いたいと言ってくれていた

ゆうこさんとようこさんの夢も

みんな叶ったのです

 

小さな・・大きな・・・

夢には大きさは無いから

 

言葉にして

伝えて

動いて

夢を叶えよう

 

いつも ありがとうと共に

かほ

 

 

<PHOTO>

長岡花火大会

(新潟/日本)

NAGAOKA/NIIGATA/JAPAN

 

 

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